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新卒社員が地道に歩むクラウドエンジニアの道 その1

投稿日:2025/9/2

はじめに

 初めまして!今年4月に新卒で入社したシステムサポートの杉林です。今回から、タイトルのとおり知識・経験(実質)ゼロの私がシステムサポートに入社してからの学びや体験について投稿していきたいと思います。文章も技術もまだまだ拙いですが、これからグイグイ成長していけるよう努力や挑戦を積んでいきます!初回である今回は私についてと、入社から今までの記録について簡単にまとめさせていただきます。

自己紹介

 改めまして、杉林直樹と申します。大学では情報系の学科に通っていましたが、学ぶ内容のほとんどがハードウェアへの出力に関するものだったため入社時点で業務に直接関係する知識は基礎の基礎程度のものしか持っておらず、資格は大学卒業から入社までの春休み期間を利用して取得したITパスポートのみとなっています。この業界に進もうと思ったきっかけは小学生の頃のパソコンの授業で、最初は「パソコンを操作するのが面白い」というだけでしたが、徐々に「パソコンを多く使うことになる仕事がしたい」と思うようになり、システム関連の仕事に就きたいという意思が固まっていきました。詳しい分野については定まることがないまま大学の情報学科に進学し、就職活動を通してクラウドという技術に興味を持ったため技術習得の幅が広いシステムサポートの中でクラウドに関わっていこうと考え入社しました。趣味はカラオケで、最近の悩みは食生活の乱れです。

4~6月

 入社してから1か月間は、配属のための事業部の紹介を軸としつつ、社会人としてのマナーや会社のシステムについて学習しました。「とにかくまずはクラウドに触れてみたい!」という思いがあったため、第一希望としていた事業部への配属が通知された時は本当に嬉しかったです。
 4月末に事業部への配属決定後、5月初日からそのまま外部の講師の方によるIT研修を受講しました。アプリケーション開発を中心とした2か月間の研修の中で、ITに関する土台が段々と形作られていくのを感じました。最終的に3チームに分かれて1つのシステムを作成したのですが、私たちの挑戦したピザの注文・配達システムはどうしても商品の値段をログイン中のユーザーのカートに加算することができませんでした・・・。悔しい思いもしましたが、複数人で1つのシステムやサイトを作り上げていく時間は非常に充実しており、同時にエンジニアとしての実感が大きく湧きました。

7~8月

 外部研修が終了すると、事業部内での更なるチーム配属のための説明を受けながらクラウドについての研修を受講しました。この時の研修を担当していた先輩社員の1人から教えていただいた「AWS CloudQuest」がゲーム好きな私と相性がよく、ゲーム自体もかなり初歩的なところからスタートする難易度設定だったため、このゲームを通して良いスタートが切れたと思っています。また、その先輩がCloudQuestについてのブログを執筆しているので、気になった方は是非ご覧になってください。
【AWS】Cloud Quest:Cloud Practitionerを遊んでみた(Part.0:事前準備編)
 7月中旬、いよいよチーム配属も完了しましたが、未だよちよち歩きの私は上司・先輩の方から渡される課題をこなしていく必要があります。まずは詳細設計書をもとにテスト環境にシステムを構築するところから始まりました。これまでの研修によって入門級の知識が脳に入りつつある状態で、分からない箇所を自分で調べながら実際に構築を行うことで更に段違いのスピードで学習していくのを実感し、やはりインプットとアウトプットを早いスパンで繰り返すことが学習・成長の要になるのだと再認識しました。

研修の中で構築したシステム。この構成図と別紙の詳細設計書を頼りに進行しました。

続いて同じシステムを「Terraform」を使用してもう一度構築します。Terraformとは、クラウドに関する構築をGUIではなくCUIで行うことができるツールです。このTerraformが非常に手強く・・・インフラへの理解度が低い状態ではフォルダ構成やそれぞれのブロックが何を表しているのかを理解するのにも多くの時間を取られてしまいました。しかしCUIでの操作は慣れてしまえば伸びしろは無限大となります。現時点でのひとまずの目標はこのTerraformをしっかりと使いこなせるようになることです。

これからについて・おわりに

 現在の目標は先述したTerraformに慣れること、そして少々乱暴な言い方になりますが、とにかくクラウドに関する知識を片っ端から頭に入れていくことです。この知識習得の一環として、2025年中までにAWS Solution Architect Associateを、2026年6月中までにAzure Administer Associateをそれぞれ取得するというものがあります。資格取得は単にそれぞれの知識を身に着けることだけではなく、この2つの資格を取得できる→クラウドの基本的な知識は一通り揃っている、と業務上での自信をつけることも目的です。また、このブログも自身の学んだことのアウトプットの手段として習慣にできればと考えています。
 入社してからこの記事を投稿するまでに5か月ほどの時間が経過しましたが、とにかく毎日が濃密すぎてあっという間に終わっていきます。特に7月のチーム配属からは学ぶことの量も質も学生時代とは比較にならないと感じている一方で、逆に学生時代は勉強に限らずもっと頑張れたのでは・・・?と少し後悔もしています。本当はそれぞれの時期についてもっと詳しく掘り下げたいのですが、ここで全てを書こうとすると文字数が多くなりすぎてしまうので、第2回以降で触れていければと思っています。
 「新卒社員が地道に歩むクラウドエンジニアの道」第1回は本シリーズの導入をさせていただきました。次回もご一読いただければ幸いです!


杉林直樹(2003年生まれ 2025年入社)
株式会社システムサポート Future Innovation事業本部
ソリューションサービス事業部 インフラチーム所属。
既存環境のIaC化や機能追加を担当。
AWS・Azureの基本を学習中。