ニュース&ブログ
【AWS】Cloud Quest:Cloud Practitionerを遊んでみた(Part.3:コンピューティングの基礎編)
投稿日:2025/9/5
はじめに
こんにちは!システムサポートの田中です。
会社の事業部内でAWSに関する勉強会を開催することになり、その勉強会の題材としてAWSが公式に提供している「Cloud Quest」を使用するので、実際に試したときの感想をブログとして紹介したいと思います。
今回は3つ目のミッション「コンピューティングの基礎」をご紹介します。
Cloud Questを始めるにあたっての事前準備などの紹介をPart.0に記載していますので、興味がございましたら、以下のリンクからご確認ください。
≫ Part.0:事前準備
また、2つ目のミッション「クラウド、はじめの一歩」をPart.2に記載していますので、こちらも興味がございましたら、以下のリンクからご確認ください。
≫ Part.2:クラウド、はじめの一歩
ミッション3:コンピューティングの基礎
このミッションでの学習目標は、以下の通りです。
・EC2インスタンスをより大規模なインスタンスタイプに変更する
学習目標にある通り、今回もAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)についてです。
1.「学習」セクション
今回からUIが新しくなりましたね。ちょっと近未来的な感じでかっこいいです。
今回もEC2を扱いますが、今回はインスタンスタイプのサイズを増やし、EC2インスタンスに接続して、インスタンスに関するデータを取得する方法について学びます。
インスタンスに接続する方法は主に3つあり、以下の通りになります。
1.AWSシステムマネージャの機能であるセッションマネージャを使用する方法
2.ユーザーのローカルデバイス上でターミナルを使用しSSHクライアントを使用する方法
3.EC2 Instance Connectを使用する方法
EC2に関する詳しい情報は公式ページを参照ください。
安全でサイズ変更可能なクラウドコンピューティング – Amazon EC2 – Amazon Web Services
Amazon EC2 とは – Amazon Elastic Compute Cloud
2.「実践」セクション
では、実際にEC2インスタンスに接続する方法などをこのセクションで見てみましょう。
この実践セクションでは以下のことを行います。
・Amazon EC2インスタンスタイプを探索
・属性に基づいてEC2インスタンスをフィルタリング
・EC2 Instance Connectを使用してEC2インスタンスに接続
・インスタンスのパブリックIPアドレスを使用してEC2インスタンスメタデータを表示する
・Amazon EC2コンソールを使用してEC2インスタンスの開始と停止を行う
かなり盛りだくさんですね。
ここでは前回のミッションでインスタンスを起動する際に選択したインスタンスタイプにどんな種類があるのかが確認できます。
気になるインスタンスタイプを選択し、それらの詳細画面で各インスタンスタイプの料金などを確認することもできます。
次に、選択したインスタンスのメタデータがどうなっているかWebページにアクセスして確認してみます。
Webページにアクセスするには、インスタンスのパブリックIPアドレスをコピーしアドレスバーに貼り付けることで確認できます(このEC2インスタンスではそのように表示する設定が入っているだけで、全部のインスタンスで確認できるわけではありません)。
以下のようにインスタンスIDやインスタンスタイプなどのインスタンスメタデータが確認できますね。
では続いて、EC2インスタンス接続でインスタンスに接続をし、インスタンスのログを確認します。
インスタンスの「接続」ボタンから「EC2インスタンス接続」タブで「接続」を押します。すると、コマンドラインシェルが開くので、"cd sample_app"
でディレクトリ移動し、"tail -lf aws_compute_solutions.log"
でインスタンスログを確認することができます。
では、最後にインスタンスの使用可能なオプションと起動停止する方法などについてです。
インスタンスを選択した状態で、「アクション」→「インスタンスの設定」と押すと、インスタンスタイプの変更や終了保護などの様々なオプションを選択できます。 また、インスタンスの起動停止は、「インスタンスの状態」を押すことで選択できます。
インスタンスタイプの変更など、インスタンス設定にかかわる編集を行うときは、一度インスタンスを停止させてあげる必要があるので覚えておくといいでしょう。
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、この後のDIYセクションでそれが必要になります。
3.「DIY」セクション
ではDIYセクションです。
今回のミッションは、「Amazon EC2 インスタンスタイプをより大規模(m4.large)汎用インスタンスに変更する」ですね。
先ほどの実践セクションの最後に記載した内容が生きてきますね。
では実際にやっていきましょう。
まずは、インスタンスを停止しましょう。
停止出来たら、「アクション」の「インスタンスの設定」にいき、「インスタンスタイプの変更」を押しましょう。
インスタンスタイプの変更画面に遷移したら、今回変更するタイプである「m4.large」を選択し変更します。
変更出来たらインスタンスのパブリックIPアドレスにアクセスし、インスタンスタイプが変更されているか改めて確かめてみましょう。
問題なさそうですね。ちゃんと変更されているのが確認できました。
これでこのミッションはクリアですね。
お疲れ様でした!
次のミッションは「クラウドコストの見積もり」です。
次回はAWSのサービスとはちょっと変わった内容を取り扱うみたいですね。
ぜひ次回Part.4も見ていただけると幸いです!
≫ Part.4:クラウドコストの見積もり(未配信)
田中雄登(2001年生まれ 2024年入社)
株式会社システムサポート フューチャーイノベーション事業本部
ソリューションサービス事業部所属。
1年目はアプリケーションチームに所属。2年目にインフラチームへ移動。
クラウド関連のDXツールの開発、IaC化を主に担当。