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【RDS for Oracle】Tera Termを使ってEnterprise Managerにアクセスする方法
投稿日:2024/06/25
初めに
こんにちは!システムサポートの目時です。
今回はRDS for OracleでEnterprise Managerを使用する方法についての手順をご説明いたします!
実施概要
EC2(踏み台サーバー)にTera Termから接続し、SSH転送によるポートフォワーディングにより、
ブラウザからEnterprise Managerに接続します。
実施手順
はじめに前提条件として以下のリソースが作成済みである必要があります。
・VPC(サブネットグループ作成のためにアベイラビリティゾーンは2つ必要)
・サブネットグループ(RDS作成のために必要)
・EC2(パブリックサブネットに配置)
・RDS(プライベートサブネットに配置)
*Enterprise Managerはdb.t3.micro または db.t3.small DB インスタンスクラスではサポートされていないので注意
上記条件の作成が完了したら、RDSのオプショングループに「OEM」のオプションを追加します。
1.編集したいオプショングループを選択し、オプションの追加を押下
2.オプション「OEM」を追加します。
次にRDSのセキュリティグループを編集し、OEMのポート番号5500に接続できるようにします。
インバウンドルールの編集から
・タイプ=カスタムTCP
・ポート範囲=5500
・ソース=EC2のセキュリティグループ(EC2から接続できればOKです。)
次に、Tera TermのSSHポート転送機能を使いポートフォワーディングを行います。

2.追加を押し、以下のように設定する。
・ローカルのポート=使っていない任意のポート番号(今回は13389)
・リモート側のホスト=RDSのエンドポイント
・ポート=5500

最後にブラウザからEMに接続します。
・https://localhost:13389/em
以下のような注意が出たら「localhostに進む」を押下

ユーザー名とパスワードを入力

これで接続ができました。

以上、RDS for OracleでEnterprise Managerを使用する方法でした!

目時雄大(2000年生まれ 2023年入社)
株式会社システムサポート フューチャーイノベーション事業本部
ソリューションサービス事業部所属。
Oracle Database やDBのクラウドマイグレーションを中心とした案件に従事