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基礎からすぐできるAWS 簡易ブログシステムの構築1
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投稿日:2015/1/7

参考文献
今回実施する内容は下記文献を参考としております。手順の詳細などは本書籍を参照してください。・Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバ構築
検証で構築する環境と実施する内容
AWS上にVPCを一つ作成し、その中に公開用のVPCサブネットとプライベートのVPCサブネットを作成します。公開用のVPCサブネットにはWebサーバーとDBサーバーのインターネット接続用NATサーバーを構築します。プライベートのVPCサブネットにはDBサーバーを構築します。作業は検証環境の作業端末から接続します。
・検証環境の構成図
図1 構成図

AWSにアカウントが作成されているものとします。(今回は③まで。)
① VPC作成
② VPCサブネット作成
③ インターネットゲートウェイ作成
④ ルートテーブル作成
⑤ インスタンス作成(Webサーバー)
⑥ インスタンス接続
⑦ Webサーバーインストール
⑧ ファイアウォール(セキュリティグループ)設定
⑨ DNS名前解決設定
⑩ インスタンス作成(DBサーバー)
⑪ インスタンス接続(Webサーバー経由)
⑫ インスタンス作成(NATサーバー)
⑬ NATインスタンス起動
⑭ NATインスタンス疎通確認
⑮ MySQLインストール(DBサーバー)
⑯ WordPressインストール(Webサーバー)
⑰ WordPress設定
では環境を作成していきます。
① VPC作成
(1)AWSマネジメントコンソールでVPCを選択図2:AWSマネジメントコンソールでVPC選択

(2)VPCダッシュボードでVPCsを選択
図3:VPCダッシュボードでVPCs選択

(3)「Create VPC」をクリック
図4:Create VPC

(4)VPC設定
以下を設定後、「Yes Create」をクリックし、指定したタグ名でVPCが作成されたことを確認します。
・Name tag:vpc-blog-system
・CIDR block:10.0.0.0/16
・Tenancy:Default
図5:VPC設定

② VPCサブネットグループの作成
公開用のパブリックサブネットと隠蔽用のプライベートサブネットを作成します。(1)Subnets画面で「Create Subnet」をクリックします
図6:Create Subnet

(2)Create Subnet設定画面で値を入力し、「Yes,Create」をクリックします
例として以下のパラメータを指定します。
・Name tag:vpc-blog-public
・VPC:[作成したVPCを指定]
・Availability Zone:No Preference
・CIDR block:10.0.1.0/24
図7:VPCサブネット作成

(3)VPCサブネットの確認
作成したサブネットが表示されていることを確認します。
「Summary」タブで、設定値を確認します
図8:VPCサブネット確認

(4)VPCサブネットの作成(プライベートサブネット)
Create Subnet設定画面で値を入力し、「Yes,Create」をクリックします。
例として以下のパラメータを指定します。
・Name tag:vpc-blog-private
・VPC:[作成したVPCを指定]
・Availability Zone:No Preference
・CIDR block:10.0.2.0/24
図9:Create Subnet(プライベートサブネット)

(5)VPCサブネットの確認
作成したサブネットが表示されていることを確認します。
「Summary」タブで、設定値を確認します。
図10:VPCサブネット確認

③ インターネットゲートウェイ作成
(1)Create Internet GatewayVPCダッシュボード > Internet Gateways > 「Create Internet Gateway」をクリック
図11:Create Internet Gateway

例として以下のようにNameタグを設定し、「Yes,Create」をクリック。
・Name tag:igw-blog-system
図12:Create Internet Gateway

(2)Internet Gateway 作成確認
図13:Internet Gateway 作成確認

(3)VPCへアタッチ
作成したInternet GatewayをVPCにアタッチして、インターネットに接続できるようにします。
「Attach to VPC」 をクリックします。
図14:VPCへアタッチ

「Attach to VPC」画面で、作成したVPCを指定して「Yes,Attach」 をクリックします。
図15:VPCへアタッチ

(4)VPCアタッチ確認
作成したInternet GatewayがVPCにアタッチされていることを確認します。
Stateが「attached」になっており、Summaryタブで作成したVPCにアタッチされていることが確認できます。
図16:VPCアタッチ確認

次回はルートテーブル作成~Webサーバーのインスタンス作成~接続となります。
以上